管理栄養士に聞いた「歯に良いもの、良いこと」

当院受付であり、管理栄養士の有資格者でもあるスタッフに「歯に良いもの、良いこと」を聞いてみました。

①噛むことの大切さ(=歯の大切さ)

 食べ物は口から入ってくるものであり、お口の状態を健康に保つことが健康な体の維持にも繋がります。よく噛んで食べることは胃腸の消化を助けてくれます。さらに「頭の働きを良くする」「肥満予防」「味覚の維持」など様々な効果があります。またよく噛むことで唾液の分泌が促進されることで、唾液の持つ殺菌作用により虫歯の予防にも効果があります。

口から食事ができなくなると、QOL(Quality Of Life=生活の質)の低下に繋がりやすくなります。

 例:口腔内の状態が悪い→口から食事ができなくなる→低栄養→体・心の状態悪化→QOL低下)

 目安として一口30回は噛むように心がけましょう!!(30回も噛めない方は口に入れる量を減らして10回は噛むようにしましょう)

②歯に良い栄養素

 カルシウム:歯(主にエナメル質)の原料(乳製品・大豆製品・小魚など)

 ビタミンA:歯のエナメル質を強くする(人参・ピーマン・海苔など)

 ビタミンC:歯の象牙質を強くする(ブロッコリー・ピーマン・ジャガイモ・柑橘類など)

 ビタミンD:カルシウムの吸収を助ける(鮭・秋刀魚・キノコ類など)

 ビタミンK:骨の形成を促す(納豆・緑黄色野菜など)

 マグネシウム:カルシウムの吸収を助ける(魚介類・海藻類・納豆・玄米など)

 タンパク質:歯(主に象牙質)の原料(肉類・魚類・大豆製品・乳製品など)

 食物繊維:唾液分泌促進、顎や口腔筋発達(ごぼう・レンコン・レタス・キャベツなど)

 カルシウムは100%体内に吸収されないので、カルシウムの吸収を助けてくれる栄養素と一緒に摂りましょう!!

 

いつまでも元気で健康的な体づくりとして、ご自身の健康な歯で美味しく食事が出来るように良好な口腔内環境の維持を目指しましょう!!

 

福山市 すずき歯科クリニック

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