口腔内写真の重要性

すずき歯科クリニックでは、初めて来院されたほぼ全ての患者様の全体のレントゲン(パノラマX線写真)とお顔の写真(顔貌写真3枚)とお口の中の写真(口腔内写真9枚)を撮らせていただいています。

 

当院を受診された患者様の中にも疑問に思う方がいらっしゃるかと思いますが、「なぜこんなに写真を撮るのでしょうか?」

歯の病気には「歯が溶ける病気(虫歯)」「歯を支える骨が溶ける病気(歯周病)」があります。実際に患者様のお口の中を見て得られる情報はほんの一部です。レントゲンで歯の根や骨の状態まで調べてから診断することは、その患者様の現在に至った原因を知り、再び繰り返さないような治療していく上で欠かせないことです。レントゲンを撮らずに治療を開始する歯科医院もあるかもしれませんが、すずき歯科クリニックではこのような理由から、レントゲンや口腔内写真などの資料が無い状態で治療を行うことは決してあり得ません。

口腔内写真を撮り、様々な角度から歯と歯肉の状態、咬み合わせなどの状態を記録し、より「精密な診査・診断」に役立てているだけではなく、現在のお口の中の状態や問題点の患者様への説明。また治療過程や治療終了後にも撮影し、術前・術後の変化を比較できるので、患者様もご自身のお口の中の変化に驚き・ご納得いただけております。

歯には一本一本それぞれの役割があり、お互いに協力し合ってひとつのお口を形成しています。そのため、1本の歯の治療を行うにしても「隣り合う歯」「咬みあう歯」「お口の全体」「骨格」に至るまで、全体のバランスを診て治療をしていかなければ良い治療が出来ませんし、治療を終えた数年後に再発や問題が生じてくる可能性が高くなってしまいます。

患者様の大切な歯を治療するにあたって、最も重要なのは精密な診査に基づいた確かな診断であると考えています。

患者様の長期に渡ったお口の健康を維持し、ご自身の歯で噛むことによって身体的にも健康な生活に寄り添えるよう、これからもこの姿勢を大切にしていきます。

福山市 すずき歯科クリニック

ブログ&コラム一覧へ

ページの先頭へ戻る